オーストリアの名門「カール・ スッキー&ゾーネ」が復活
オーストリア・ウィーンの腕時計ブランド「カール・スッキー&ゾーネ」が、日本初上陸を果たした。ハプスブルク帝国のお抱え時計師だったカール・スッキーの名を冠したブランドは、1822年に誕生。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世や精神分析学者フロイトが愛用したことで知られている。この伝説的なオーストリアのウォッチブラントが、2016年に復活を遂げたのだ。ファーストモデル『ワルツNo.1』は、クリアなライン、ミニマルなデザイン、高品質のマテリアルが特徴。ダイアルには縦横のストライプのギョーシェ・パターンが施され、回転する6時位置の秒表示ディスクは、1分間に1回、ダイアルとパターンが一致する。この動きは、ウィンナー・ワルツの優美な円舞と、急ぐことなく流れる時を楽しもうとする、ウィーンのコーヒーハウスのカルチャーを表現している。洗練された佇まいのなかにも静かな情熱を秘めた新星ブランド「カール・スッキー&ゾーネ」に、日本の時計愛好家も魅了されることは間違いない。
CARL SUCHY & SÖHNE/カール・スッキー & ゾーネ
ワルツNo.1
カール・スッキー&ゾーネの代表作。「秒」は6時位置にある回転ディスク「ワルツィング・ディスク」で表示。このディスクのギョーシェ・パターンは、1分間に1回だけ、メイン・ダイアルのギョーシェのラインと一致する。マイクロローターを採用した極薄の自動巻きムーブメントを搭載。世界限定45本。ステンレススチールケース。シースルーバック。レザーストラップ。ケース径41.5㎜。
120万円(税抜)
問い合わせ/ノーブルスタイリング☎03-6277-1604
精神分析の父フロイトは、カール・スッキー&ゾーネ製のポケットウォッチを愛用。完璧なクオリティとエレガンスを誇ったカール・スッキー&ゾーネは、世紀末のウィーンの知的階級の人々に最も愛されたブランドだった。写真は、19世紀当時に作られたポケットウォッチ。