ジャケ・ドローのオートマタコレクション 熱帯の風景を表現した魅惑の新作が登場

 ハチドリが1秒間に40回も羽ばたき、孔雀は優雅に羽を広げては折り畳む。背景にはリアルに流れ落ちる滝が描かれ、スーパールミノバが施されたトンボの羽が、昼夜を問わず神秘的な雰囲気を漂わせている。わずか直径47㎜の腕時計のケース内に、芸術の限界を超えて極彩色の鳥や動物、植物が生き生きと表現されたタイムピースは、ジャケ・ドローのオートマタコレクションの新作『トロピカル・バード・リピーター』だ。カムを備えた機構はブランド創業時から培ってきたオートマタの技術が生かされ、啓蒙思想の時代に創業者が抱いた自然や動物に対する情熱が刻まれている。

手作業による彫刻と彩色が施されたホワイトマザーオブパールの文字盤は、まさに立体絵画。滝の流れや鳥の羽ばたきなど、12秒を超える7つのオートマタの動きが楽園の光景を描き出し、その美しさと驚異的なリアリティに目を奪われる。さらに、ラグやケース側面には手作業でエングレービングを施した動物のモチーフもあしらわれ、独特の世界観を創り上げている。驚くべきは、この高度な装飾技術に加えて、ケース内にはハンマーがカテドラルゴングを打ち鳴らして時刻を告げるミニッツリピーターも搭載していることだ。伝統的な手法で描かれた華やかな文字盤と革新的技術を採用した最新ムーブメントは、目の肥えた時計愛好家をも魅了するに違いない。


JAQUET DROZ/ジャケ・ドロー
トロピカル・バード・リピーター

熱帯の風景から着想を得たオートマタの新作。ホワイト・マザー・オブパールダイアルには、手作業によって彫刻と彩色が施された孔雀やハチドリ、滝などが描かれ、ケース側面とラグ部分には、手作業によるエングレービングで動物のモチーフがあしらわれるなど、細部にまでクラフツマンシップが注ぎ込まれている。ミニッツリピーター機構を搭載。世界限定8本。手巻き。ホワイトゴールドケース。シースルーバック。ケース径47㎜。アリゲーターストラップ。7190万円(税抜)。問い合わせ/ジャケ・ドロー ブティック銀座☎03-6254-7288




オートマタの装飾にはクラフツマンシップが集結。ゴールドを加工して手作業による彫刻と彩色を施し、トロピカルリーフや孔雀の羽などに仕上げていく。リアルさを追求した羽毛やくちばしなどのパーツを組み立てて、立体的で生き生きとした鳥が完成する。