OMEGA／オメガ
2018年のオメガは、まさに“シーマスターイヤー”だった。「シーマスター ダイバー 300M」発売25周年を機にフルモデルチェンジした『シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター』や、シーマスター誕生70周年を祝して発表された限定モデルなど、今年も話題作が盛りだくさんだ。
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シーマスターのアニバーサリーを
祝う豪華ラインアップで魅了
バリエーション豊富に披露されたオメガの新作コレクションのなかで、今年最もスポットライトを浴びたのが、オメガの象徴コレクションのひとつである“シーマスター”だ。2018年は『シーマスター』誕生から70周年、さらに『シーマスター ダイバー 300M』の登場から25周年という節目の年にあたる。まさにシーマスターのダブルアニバーサリーイヤーを飾るのに相応しい渾身のニューコレクションが多彩にラインアップされた。
シーマスターが誕生したのは、第二次世界大戦後間もない1948年のこと。それに遡る戦時中、オメガは英国軍の要請により防水性の高い軍用時計を開発し、英国国防省だけでも11万個以上の軍用時計を納入していた実績があった。戦後、その際に培った防水技術や耐久性能を反映し市販用として誕生させたのが、シーマスターだった。さらに1957年には200mの防水性能を誇る本格ダイバーズウォッチの『シーマスター 300』が誕生。その後、1970年代にはクオーツ式のドレッシーなシーマスターが登場するなどコレクションは多様化していくが、ダイバーズウォッチの世界におけるオメガの存在感を再び強烈にアピールしたのが、1993年に発表された『シーマスター ダイバー300M』だった。そしてその傑作の発売から25年を経た今年、マスター クロノメーター キャリバー 8800を搭載したニューコレクションとして登場したのが『シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター』だ。セラミック製のベゼルリングに加え、ダイアルにもポリッシュ仕上げのセラミックを採用。さらにダイビングスケールには視認性の高いホワイトエナメル、または電鋳処理によって18Kゴールドの装飾を施すセラゴールド™技術が採用されるなど、随所に改良が加えられている。また1948年に誕生した初代シーマスターの精神を受け継ぐ2種類のリミテッドエディションも発表。パワーアップし、より魅力を増したシーマスター ファミリーは、これからも時計ファンの心を虜にし続けるだろう。
フルモデルチェンジして
レーザー加工の波模様も復活
シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター
1993年の発売以来、高い支持を誇ってきた「シーマスター ダイバー 300M」が、25周年を迎えてフルモデルチェンジ。アイコニックなセラミック製のダイビングベゼルに施されたダイビングスケールには視認性と耐久性向上のためにホワイトエナメルを採用。ダイアルにもポリッシュ仕上げのセラミックを採用し、初代モデルで評価の高かった波模様がレーザー加工によって復活している。ヘリウムエスケープバルブは操作性を高めるため、特許取得により円錐形に。300m防水。自動巻き。ステンレススチールケース＆ブレス。シースルーバック。ケース径42㎜。52万円（税抜）。
ケースバックのサファイアガラス越しにスイス連邦計量・認定局（METAS）認定の「キャリバー8800」が見られる。
マスター クロノメーター スモールセコンド
シーマスター誕生70周年を記念し、1948年製の初代モデルを再現。ドーム型文字盤には18Kホワイトゴールド製のヴィンテージのΩマークを配置。マスター クロノメーター ムーブメント「キャリバー8804」を搭載。世界限定1948本。ステンレススチールケース。シースルーバック。レザーストラップ。NATOストラップが付属。71万円（税抜）。11月発売予定。
ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号
スケルトンのダイアル側のブラックカラーの地板にはクレーター状の装飾を施し、リアルな月面を表現。シースルーバック側は月の裏側（ダークサイド）を表している。ケースとベゼルは酸化ジルコニウムを原料としたブラックセラミック製。手巻き。ケース径44.25㎜。パンチング加工を施したブラックレザー＋イエローラバーストラップ。104万円（税抜）。